モロッコは日本の1.2倍程度の面積があるそうですが、今回の旅行を振り返ると、かなりの距離を移動したのだとあらためて自分でも驚きです。前回のブログで、カサブランカからシャウエンまでをご紹介しましたが、今回は北部のシャウエンから、フェズの街、そしてアトラス山脈をこえて、メルズーガ大砂丘への旅を振り返ります。
フェズの旧市街は、モロッコの世界遺産。まるで迷路のように狭い小路が入り組んでいます。
フェズ・エル・バリと呼ばれる旧市街は9世紀に建設されたそうです。
細い迷路のような道を挟んで建物が立ち、店が並びます。ガイドさんについていかないと、迷子になりそうです。
そして、その細い道をロバが荷物を運びます。カラフルな革製品の店、色とりどりのバブーシュ、ランプのお店も目を引きます。
レストランの内装も、とても芸術的です。
フェズの街は良質な土が採れるらしく、焼き物も有名だそうです。手作りの焼き物は光沢も美しく、私もお皿をお土産に買って帰ってきました。こんな素朴な工房で、芸術的な焼き物が出来上がります。ちょっと、ご紹介。
さて、ここからバスでミドルアトラス山脈を越え、エルフードへ。距離にして、約400キロ。
翌日は、夜が明ける前からサハラ砂漠のメルズーガ大砂丘へ。いよいよラクダに乗って朝陽観賞です。
夜が明ける前には夜空に星が輝き、まだ薄暗い中をラクダに乗って砂丘を進みます。
砂に足が埋もれ、なかなか歩けません。この日は風が強く、マスクをしてサングラスをして、ストールを頭から巻き付けて、
それでも細かい砂が顔じゅうにかかりました。ターバンを巻き、顔中布で覆う理由が良くわかりました。
次はワルザザードそしてマラケシュへと向かいます。
それぞれの街に独特の文化があり、変化のある毎日でした。
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浅井信雄 (日曜日, 01 4月 2018 23:42)
グーグルアースでモロッコをみました。
ジブラルタル海峡を、隔て、スペインがあり文化の交流が想像されました。異文化の暮らしに、生活に、日本にはない、風情が
感じます。時間に追われる日々はなく、
質素を、心得、自由を満喫する、
西洋の価値観が輸入される前の
近世日本社会の価値観とにているように
おもいました。
グーグルアースで辿れば、前田先生の紀行がイメージにわきたちます。
前尾津也子 (月曜日, 02 4月 2018 20:55)
浅井様、いつもご覧いただきありがとうございます。
モロッコは地中海を挟んでヨーロッパの対岸。パリからは飛行機で3時間ほどだそうです。
ヨーロッパの文化を受けつつも、特に内陸部は素朴な昔ながらの街並みが残り、風情がありました。
おっしゃるとおり、日の出、日の入りに併せて、ゆったりと時が過ぎていくような気がします。